[映画]ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
1週遅れてですが、観て来ましたよー!地元にも舞台挨拶来て欲しかったなぁ(^^;
…と、いうわけで、サブタイトルは「EVANGELION:1.0/YOU ARE (NOT) ALONE.」直訳すれば、“あなたは独り(じゃない)です”という、今作そのものを端的に表現しているとも受け取れる言葉だと思います。でも、特にここで取り上げた意味があるわけでもないので気にせず進みます(^^;
知らない人は少ないとも思うけど、10年以上前にテレビ番組として放送され爆発的人気を得て劇場公開に至り、今回改めてリメイク?公開されるまでになった日本を代表する(『宇宙戦艦ヤマト』、『機動戦士ガンダム』に次ぐ3大)アニメとも言われる作品である。事実、ハリウッドでの映画化も予定されているくらいだしね。
そんなオイラも当時20代で、どっぷりハマって観ていたのを良く憶えてるよ。友人からテレビ放送を全話録画したテープを借りたり、放送後発売されたLD(DVDの前にあった映像ディスク)を全巻買ったり、その後に発売になったDVD-BOXまでと…、これほどハマったアニメはガンダムとエヴァくらいだね(^^;
さて、ちょっと脱線したのでここから今回の感想を述べようと思う。一言で言えば、“面白かった”に尽きる。90分ちょっとの時間の中で、キャラクターや世界観、主人公の成長、クライマックスの派手な演出まで、エヴァのエッセンスを失わずにベタでありながらもよくまとめたと思うほどキレイに収まっていると感じたほど。
当然、旧作を観た上での方が、今回との違いや作品の理解度が変わると思うが、観なかったとしても十分理解出来るし、エンターテインメントとしての映画としてよく出来ていると思う。
ただ、逆を言えば“それ以上でもなければ、それ以下でもない”というレベルであると思う。特に今回の第1弾ではテレビ版の第1~6話を再編集し、戦闘シーンを今風のCGでリメイクしただけという、よくあるアニメ映画の作り方だということ。そして、難解・複雑なストーリーとして評判になった旧作とは思えぬほど丁寧なシナリオ運び(例えるなら、10巻あるコミックをバラバラに5冊だけ読むか、順番に全巻読むかみたいな違いか?(^^;)で、旧作を知っていれば知っているほど今回は普通じゃないかと感じるだろうと思う。
ま、それは全4部作という今回の映画化の第1部なわけで、違っていたらそれはエヴァではなくなるからこんなものだろうと思う。上映最後の次回予告では新展開が垣間見れたので、それが最終的にどう変わっていくのかは大いに楽しみである。
しかし、今回のエヴァで普通に面白いと感じる映画であったことが、いかに日本映画は普通に楽しめない(当たり前なことが出来てない)作品が多いなと改めて感じた。自分だけの主観的な意見ではあるが、つい最近のベクシルにしろ、同じ様なリメイクのZガンダムにしろ、映画と呼べるレベルになってないよ…(^^;
Wikipedia - 新世紀エヴァンゲリオン
GAINAX公式サイト:新世紀エヴァンゲリオン
劇場版公式サイト:EVANGELION.CO.JP