[映画]EX MACHINA-エクスマキナ-

一言で言うなら、前作「アップルシード」のスタッフはそのままに、ジョン・ウーが参加しエキサイティングに!って感じでしょうか。ジョン・ウーと言えば“2丁拳銃と白いハト”がお約束で、当然この作品にも使われています。まぁ、いかにもな使い方にベタというか大げさな気もしましたが(^^;

ストーリーは前作「アップルシード」の後の話ということですが、冒頭に説明も入るので初見の人でも安心して観れると思います。で、今回さらにパワーアップしたのはCGですね。前作のアニメチックなタッチからもう一歩リアル寄りで人形チックな感じと言えば近いかな。唇や体の動きのモーションキャプチャーも健在なので、前作より自然さが感じられ今までのアニメともCGとも違う印象でした。

ただ、ストーリーはというとどうなんでしょう?今作が原作からの映像化だとすると物足りなさは拭えない感じです。原作の世界観や設定は継承しつつも、結局は登場人物達のドラマを魅せる様な脚本で原作が活かされてない気がして、世界観を掘り下げた前作とは違った雰囲気を感じました。どなたか詳しい方に聞いてみたいですね。
例えになるかは微妙ですが、個人的には洋画の「M:I(ミッション・インポッシブル)」に近い様な気がします。1作目は脚本で魅せた映画に対し、2作目ではアクションで魅せるエンターテインメントな作品だということで。これも同じく2作目はジョン・ウーさんですしね(^^;

まぁ、それでも先日の「ベクシル」よりははるかに面白く楽しめましたので、士郎正宗ファン以外でもオススメです。

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