[PS2]大神(おおかみ)
以前から気になっていたのだが、最近になって何の気なしに始めてみた。物語は日本神話や古事記をベースに日本の昔話なども交えてアレンジしてあり、プレイヤーは神様の分身となって荒廃した世界を巡って緑溢れる豊かな世界に戻していくというゲームだが、この一言では括れないのが特徴だ。
まず真っ先に目につくのは、ゲームのグラフィックだろう。純和風テイストに満ち溢れた“水墨画”の様なCGで、最近流行の“トゥーンシェイド”なCGとは一線を画すセンスには驚いた。CGにこんな使い方があったとは知らなかったね。
それに、一番の見所はこのゲームのテーマであり「生命の蘇生」となる、荒れた大地に緑や水が溢れ動物達が現れる豊かな世界に一瞬で戻るシーンは、芸術性すら感じられる水墨画のデザインにゲームならではのインタラクティブな動きで魅せているのだが、見てるこっちは感動とも癒しとも言える感情が画面から伝わる。(褒め過ぎかな(^^;)
ゲームの内容は見た目のセンスが目立つばかりに、他の世界観重視型ゲーム(『ワンダと巨像』
など)に近いタイプだと思いきや、至ってオーソドックスなタイプのアクションアドベンチャーだったので意外だった。イベントを解いて徐々に広がる世界に比
例して、プレイヤーの繰り出すアクションが増え今まで行けなかった所に行ける様になるという、例えるなら『ゼルダの伝説』に近いタイプだろう。この“おとぎ話”とも“日本昔話”とも言えそうな世界観に惹かれる人なら、お使いアドベンチャー的なゲーム性を抜きにしても十分楽しめるのでプレイして損はないと思う。
このゲーム自体は、数年前から発表されていて、いつになっても出ないので中止になるんじゃないかと思ってたくらい待たされた感が強かったが、その分納得出来る作り込みで丁寧に仕上がっていると思う。
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>HHHさん
貸すのはいいですが、多分動かないと思います(爆
そのうち貸しておくれ(^^)