永いこと押し入れに保管していた青春の思い出を、泣く泣く処分しようと秋葉原のレトロゲームショップに持って行った。
今からちょうど20年前の今日、家路を急ぐ一人の少年がいた。学校から帰宅して鞄を放るなり、ありったけのお小遣いを握り締めて飛び出した先は、駅前の百貨店の中にあるおもちゃ屋だった。