永らく使用してきた60GBの初期型PS3がとうとう故障した。症状は典型的なYellow Light of Deth(イエロー・ライト・オブ・デス)で、基盤の温度上昇によってハンダが溶けて剥離してしまうのが原因らしい。
ネットで“YLoD”などで検索すればすぐに見つかると思う。

『YLOD故障とは?』
電源ボタンを押してもランプが『緑→黄→赤点滅』となり『ピピピッ』と音が鳴って起動が出来ない症状のことです。初期型PS3の故障原因の多くがコチラの症状です。
Junk-Man.Com

これは初期型のPS3で起こりやすい故障とのことで、もはや基盤の廃熱設計ミスであると言えるだろう。
ただし、SCEJとしては設計ミスと認めていないので数ある故障の一つとなっているが…

だがしかし、ただの故障として片付けられないのがこの「YLoD」の注意したいところ。
この症状で修理に出す(保証期間外では有償になる)と、再生品の基盤交換か新型のPS3(差額あり)のどちらかを選ぶことを伝えられる。
これでお分かりかと思うが、基盤(本体)が変わるということはデータが初期化されているということ。そう、故障までの費やした時間の証となるセーブデータが消えてしまうのである。
これは、本体がデータを管理しHDDやアカウントがそこに紐付けられていて、HDDや基盤の片方が変わると初期化されてしまうのだが、メーカーサポートでは何故か対応出来ずに、事前にセーブデータを移すには月額有料サービスのPS+(プラス)というネットサービスに加入するか、本体2台を繋いでデータを移すしかないのである。
そのどちらにしても、バックアップするには一度古い本体で起動するしかないのである。
自宅で途中まで遊んだゲームでも友達の家にデータを持って行って続きが出来ないという、PS2まで出来たことがPS3では出来ないのだから何とも不便甚だしい。
これもPS3のシステムソフトの欠陥だと思えるし、ここまでユーザーをバカにした製品があるなんて呆れて物も言えない。
Xbox360みたく、設計ミスを認めて修理代金を返金するか、アカウントでデータを管理出来るシステムにすればいいと思うし、その方がまだ良心的だと言えよう。

まぁ、嘆いたところで仕方ないので悩んだ挙句ネットで見つけた解決策がこれ。
非公認の修理業者である「Junk-Man.Com」というところで、メーカーより安く修理出来る上にセーブデータも消えずに治せるという願ったり叶ったりな対応。
何度か問い合わせたがその都度親切な対応で、古物商取引の許可証もあることから中古販売の会社と伺える。
修理内容はメーカーと違い基盤を交換するのではなくて直接基盤を修復するからデータが消える訳がないということ。
こんな隙間産業があったことに驚いた(助かった)が、データを失くすくらいならとダメ元でお願いしてみた。
土日をまたいで5日くらいで戻ってきて、無事にデータも残っていたので一安心。
しかし、その間も進展状況をその都度メールで報告してくれたのは良心的であった。
多少なりとも興味を持ったなら、メールで問い合わせてみるといいと思う。

その後は、PS2のゲームも遊ばないことから新しい本体にデータを移しHDDも増設して楽しんでいる今日このごろである。