今からちょうど20年前の今日、家路を急ぐ一人の少年がいた。

学校から帰宅して鞄を放るなり、ありったけのお小遣いを握り締めて飛び出した先は、駅前の百貨店の中にあるおもちゃ屋だった。


待ちに待ったセガの新型ゲーム機『メガドライブ』を発売日に手に入れようと期待を胸に注文すると、「すいません、売り切れました」と返ってきた。

一瞬、何が起きたのか理解するまでに時間がかかったのか、再度店員さんが「ごめんなさい、売り切れなんですよ」と言ってきたのは今でもハッキリ憶えている。

その後、おもちゃ屋というおもちゃ屋を片っ端からはしごして駈けずり回ったのは言うまでもない。

半ば諦めかけて寄った、家に近いデパートにある小さなおもちゃ屋で最後の1台を手に入れることが出来た時は、初めて神様の存在を信じたときだったかも知れない。(←オイ!

とうに日も暮れヘトヘトに疲れていたはずなのに、ここまで家路に就くのが楽しみだったのは運良く入手出来た「ドラクエ2」の発売日以来のことだったと思う。

こうして僕は、メガドライバーの仲間入りをしてセガと共に青春を過ごした。

この日から20年、白髪も増えおなかも出てきたりと色々なことがあって成長した自分がいる。

もし、「あなたにとってメガドライブとは?」と聞かれたら胸を張ってこう答えるだろう。

「僕にとってとびっきりの体験と、かけがえのない思い出をくれたゲームマシンです!」

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